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 H27  巡視船「ようてい」解役

〜36年間、「日本海」の守りに就いた功労者との別れ〜

   
解役式                        小樽部長式辞 

 12月21日、小樽海上保安部は小樽港色内ふ頭において所属巡視船「ようてい」の解役式を実施しました。
 「ようてい」は、昭和54年11月に巡視船「のと」として、第九管区海上保安本部伏木海上保安部に就役。その後、新潟海上保安部への配属を経て、平成27年1月に小樽海上保安部へ配属替となったもので、当部における配属は約11ヶ月と短い期間であったが、泊原子力発電所の警戒業務や小樽管内における「なまこ」密漁事件捜査、外国貨物船の曳航救助など巡視船の優れた能力と業務意欲旺盛な乗組員の活躍により、勇退する最後までその存在感を示してきました。
 解役式においては、小樽海上保安部長から「ようていの36年間にわたる功績をたたえるとともに、乗組員の皆さんのご苦労に敬意を表します。」と式辞が述べられ、「献酒」「国旗・庁旗返還」「船名抹消」が行われた。
 36年間、主に「日本海」の守りに就いた「のと」そして「ようてい」。解役までの総航程は約60万海里(約111万km。地球28周相当)、犯罪検挙件数390件、海難救助出動件数280件という輝かしい功績を残し、巡視船としての役目を終えました。
 式典当日は、あいにくの曇り空の中で行われたが、終了直後にはこれを見計らってか、しとしとと雨が降り出しました。職員は、「惜別の雨」が降りしきる今日この日、白い雄姿に別れを告げました。

     
ようてい船長による「献酒」                   国旗・庁旗返還